紙ヤスリとは?時間短縮とお財布に優しい話
こんにちは、誠です。今回は紙ヤスリの使い方について解説していきます。お急ぎの方は赤文字と、赤文字の見出しを読んでください。
紙ヤスリとは?
紙に研磨剤を塗ってざらざらした面でこすり、表面を滑らかにして、ものをきれいに見せることができる道具です。ヤスリと書いてありますが、ものを削る能力が低く一気に1mm、2mm削ったりは出来ません。一般的に販売されているものは、研磨剤が塗ってある面と番手が書かれている紙の面で出来ています。
紙ヤスリの番手は、数字が小さいほど目が荒く、数字が大きいほど目が細かくなっています。例えば、 1cm✖1cmの紙に収まるような大きい石が1個だとかなり荒く、1cm✖1cmの紙に小さな砂が1000個では細かくなる、というイメージです。
紙ヤスリは、でこぼこした表面を滑らかにしてツルツル・ピカピカにしますが、細かい粒を擦り付けている関係上、表面に細かな傷がついていきます。番手の違いによって傷の大きさ、深さが違います。(赤)荒目、中目、細目、極細目使い分けをしながら作業してくことが大切になってきます。
紙ヤスリの番手ごとの使い分け
紙ヤスリは、消耗品です。削りかすがつまったり研磨剤が剥がれたりすると使えなくなります。傷の大きさ深さも違うため、番手ごとに使い分けると時間短縮ができ、お財布に優しいです。
荒目は、傷が大きく深くつくので、でこぼこした表面を滑らかにすることができます。表面を真っ直ぐ整えたり、表面の塗料を削り落としたり、とがった角を落として丸くします。傷が深く入るので、最終的な仕上げで透明感が出たり、塗料が深くまで浸透しやすく剥がれにくくなります。荒目だけ使うと、傷が大きくツルツル・ピカピカになりません。
中目は、荒目でつけた傷を滑らかにするために手触りを確認しながら使ってください。荒目より傷が小さく浅いので、荒目でつけた傷を滑らかにきれいにするのに適しています。自分が気が済むまでヤスリがけしてください。表面がツルツルになっていきます。ですが、まだ傷が大きくピカピカになりません。
細目は、仕上げで使います。中目より傷が小さく浅いので表面をより滑らかにします。ここまで荒目、中目で時間をかけてしっかりヤスリがけしていると透明感が出てきてツルツル・ピカピカになっていくとおもいます。手触りを気にしながら気が済むまでヤスリがけしてください。
極細目は、塗装面をきれいにしたり、細目で仕上がりが気に入らない場合に使ってみてください。細目で仕上げたときよりツルツル・ピカピカになります。塗装面をきれいにする時はあまりヤスリがけしすぎると塗装が剥げたりすることがあるので注意が必要です。
以上、いかがだったでしょうか。