紙ヤスリを使うときのコツ!木材をキレイに仕上げるには

こんにちは、誠です。今回は紙ヤスリを使うときのコツを解説していきます。磨き作業の重要度は高く、完成後の輝きや質感に大きな影響が出てきます。一気に解説するとごちゃごちゃになるので、木材に重点を置いて解説していきます。お急ぎの方は赤文字と赤文字の見出しをスクロールして読んでください。

必要なもの

  • 紙ヤスリ
  • 定規(プラ板)
  • 適当な角材、丸材
  • ブラシ(使い古しの歯ブラシ等)

あると便利なもの

  • 紙ヤスリホルダー(サンドペーパーホルダー)
  • マスキングテープ
  • 両面テープ

磨くときの方向

一枚板と集積材

木材を磨くときには、磨く方向が重要です。木繊維の方向をよく見て木繊維に沿って(平行に)紙ヤスリを動かすようにしてください。木繊維の方向を無視して磨く(90度、垂直、ナナメ、丸く)と、繊維がボロボロになり磨いた面がでこぼこになってしまいます。木材は製品の種類によって繊維の方向が違います。

合板

ベニヤ板などの合板は薄い板を互い違いに張り合わせて作られています。表面の板を一枚剥いて使う場合は繊維の方向が変わっているので注意が必要です。

柔らかい木材、年輪と年輪の間が広い木材

2✖4材などの角材には年輪がかまぼこ上になっている部分が上と下にあり(元と末)、長さを合わせるために切ることが多いと思います。出来るだけ年輪が大きい方(外側、年輪が大きい方)から小さい方(内側、年輪が小さい方)に向かって磨いてください。木は年輪の中心に近づくほど、わずかに柔らかくなっていて柔らかい方から磨くと、磨きすぎの原因になり、でこぼこしたりナナメになったりします。年輪が大きい方を上に、小さい方を下にして横から磨くとうまくいきます。

磨き方のコツ

力の入れ具合

最初はあまり力を入れずに優しく磨いてください。紙ヤスリを動かしたときに「ざー」と、引っ掛かりがないように力を調節してください。余計な力は要りません。基本的に、紙ヤスリの目が荒い方が重く、目が細かい方が軽くなります。傷やへこみを消すときに、思うようにならないときには、力を入れるのではなく紙ヤスリを今の番手より荒いものに変更した方が、時間と体力を消耗しません。

広い面の磨き方

必ず紙ヤスリホルダーか角材に巻いて磨いてください。手で磨くと指が通ったところが、他のところより強く磨けてしまい、でこぼこになってします。指は指先が強く、手のひらは手首の近くが強く力が入ってしまいます。真っ直ぐ磨くには、平たい面を押し当てて磨く方が余計な力も必要なく、快適でキレイに仕上がります。

狭い、細かいところの磨き方

定規や丸材に巻いて磨いてください。巻いている紙ヤスリが押さえにくく、ずれやすいときは両面テープで貼ると安定します。磨きたくないところにはマスキングテープを貼っておくと安心です。ボロボロになったら、マスキングテープを交換してください。彫刻など複雑な形のものには、紙ヤスリを折り曲げて必要な紙の固さにするのもおすすめです。

紙ヤスリの交換目安とお手入れ

紙ヤスリを使って磨いていると、研磨剤のすきまに木クズがたまって余計な傷や磨きムラの原因になります。定期的に確認をして、木クズで目詰まりしているときは、歯ブラシで目詰まりを取ってください。紙ヤスリが、破れたり研磨剤が取れたときには、新しい紙ヤスリと交換してください。

以上、いかがだったでしょうか。

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